
今回のお客様は、抜群のセンスで映像制作のみならず、
関西を中心にイベント企画などを行っている藤大志さんとお話させていただきました。
| ―こんにちは。インディーズ向上委員会です。今回の『今月のお客様』は【cinecupsule】の藤大志(ふじひろし)さんです。 まずは、簡単に【cinecupsule】の活動内容と藤さんの現在の活動について教えていただけますか? ☆CINE CAPSULEの活動内容 Visual Art Festival CINE CAPSULE #5 は様々なジャンルのクリエイターが集まり開催する総合アートイベントです。Visual Art = 視覚芸術である映像、イラスト、写真、パフォーマンス、音楽ライブなど多種多様なジャンルが絡み合い、 ひとつの空間=CINECAPSULEを創り上げます。 今年度は9/13(土)14(日)に梅田HEPHALLにて行います。 ぜひご来場くださいませ。 http://www.cine-capsule.com ☆自身の現在の活動 現在はプロデューサーとして、上記イベントの制作を行っています。 また自身の作品として、関西インディーズ界から映像、演劇、音楽など 様々なジャンルからアーティストを集め、毎回違う監督が脚本・演出を行うネットシネマプロジェクト「勝浦綾子(仮)」の制作に取りかかっています。 ―プロデューサーとしての活動がメインのようですね。10年位前に初めて会ったときには、俳優さんを目指しているのかな、と勝手な印象を抱いていたのですが・・・ 今の活動に繋がるきっかけのようなものはあったのですか? あくまで本分は映画監督です(笑)。 ただ、演者の心理を知りたくて俳優をしてみたり、観客の心理を知りたくてプロデューサー業をしたりしてます。 役者もプロデュースも、自身の作品世界を広げるためのフィールドワークだと考えてます。 ―それは失礼致しました! 監督としての「次回作」の構想はもうあるのですか? はい。 まずは先ほどお話した連続ネットシネマプロジェクト「勝浦綾子」。 この第一幕を私が監督・脚本し、本年度のVisual Art Festival CINE CAPULE #5において上映いたします。 そして来年度、自身のインディーズ活動の集大成として大規模長編作を考えてます。 ―藤さんが、監督する時に一番こだわるところってなんですか? 偉そうですが・・「霊感」ですね。 現場に流れる空気や役者の空気、目に見えない予測不能な事によって、何だかわからないけど頭の中で「ピコーン!」となる時があります。電球マークですね。 感覚を研ぎすました時に訪れる外部からの贈り物。 それに一番こだわってます。 だから用意周到な準備に頭を使い、霊感が逃げていかないようにしています。 ―あぁ、霊感ってなんとなく分かる気がします。 付き合いの期間ではなく、同じ現場を共感できるメンバーっていますよね。藤さんの『霊感』を高めてくれるメンバーってどんな方々ですか? これは難しいですよね(笑)。 カタチもなく解明もできないものだから『霊感』であるわけで・・・。 只の僕のワガママです。 だけどあえて言うと、「何でもないこと」や「一見、意味のないこと」をボソッと言ってくれる人ですかね? これはつい先日、とある撮影で天然気味な女優さんが笑い話として言っていたことなんですが、『朝、お風呂に入ったら小さな虫がいた。どこから入って来たんだろう?と思って頭を洗っていると、いつの間にかいなくなってた。気味が悪かったが、ふと思った。これは虫が居場所を間違えたのではなくて、私が居場所を間違えたんじゃないだろうか。』 みんなで大笑いしましたが、僕は妙に引きづり込まれました。 虫は人間の風呂場では生きていけないので確かに『生存する場所』を間違えています。 しかし、 もしかしたら人間が『占有する場所』を間違えているのかも知れない。 もしかしたら彼女が『記憶した場所』を間違えてるのかも知れない。 もしかしたら僕が『認識する場所』を間違えてるのかも知れない・・・・? などなど頭の変なところに考える枝が伸びていって、自分でもよくわからないままいきなり『ピコーン!』と来るのです。そんな人と生きる視点が違う人が霊感を高めてくれたりするんですかね。 ―めちゃくちゃ魅力的な女優さん!!「常識」にとらわれていない当たりが、すごく役者としての余裕が感じられますね・・・藤監督の次回作でお会いできるのでしょうか?楽しみです。 さて、この会話も永遠に続きそうなくらい、聞き出したいことはたくさんあるのですが、新作が完成したときにPR兼ねてまたお願いします!最後に、ここで「近い将来」「遠い将来」僕はこうなってるぞっていう未来予想をお願いできますか?10年前と違って、技術的や機材的には望めば誰でも形が作れる時代だけど、その分だけ逆にマインドが弱っている気もしたりしてます…なので、ありきたりかもしれませんが「夢」みたいなものが聞きたい。誰かががんばってると応援したくなって、その分、自分もがんばらなきゃって前向きになるので是非お願いします。 「近い将来」 ・商業映画監督。 ・人間の根本的な命題をエンターテイメントに昇華させた骨太な映画をつくる。 ・仲間を集めてケンカして、ヌーベルバーグを起こす。 ・ワガママを聞いてくれる嫁と結婚する。 「遠い将来」 ・自身の境遇(在日3世)でしかつくれない映画をつくり、日朝韓に恩返しする。 ・若い世代が挑戦できる環境(コンペではなく土台)をつくり、映画に恩返しする。 ・嫁と娘の奴隷になる。 以上です。 いつまでもできない事をやり遂げる挑戦者であり続けたい。 それが僕にとっての「生きる」だと思っています。 これからの人、今の人、先人が残してくれたもの、その全てと共に生きていきたいと、願っています。 |