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「日本の教会の宣教の光と影」サンパウロ出版社 1280円+税
2000年準備のために、東京教区として「宣教を考える」シンポジウムを毎年やってきたものの総まとめの本がサンパウロより出版されまし
た。「日本の教会の宣教の光と影」です。森司教さまが企画監修です。
キリシタン時代の宣教(溝部脩司教と森司教の講演)、明治・大正の宣教(太田淑子先生、太田実師、シェガレ師、ガイヤール師の講演)、昭和の宣教(カバーニャ師、ニコラス師の講演)がまとめられたものです。
示唆に富みますので是非お読みください。
「ルス、闇を照らす者」(原題 Aveinte anos,Luz)
著者 エルサ・オソリオ
ソニー・マガジンズ 2,000円
2001年6月(オリジナル1998年)アルゼンチンでは軍政下の7年間(1976-1983)に、軍が関与して左翼活動家やそれに協力した(とされる)、およそ3万人ともいわれるひとびとが誘拐・殺害された。軍政の終焉から18年目の今年、7月10日にようやく当時の大統領のホルヘ・ビデラ氏が起訴された。
軍人の孫娘として育てられた女性が、息子の出産を機に自分の出生に疑問を抱き、ルーツを探し始めるという内容です。アルゼンチンでは現在、この小説の主人公と同じように、自分は本当は行方不明者の子ではないかと疑いを抱いている若者が大勢います。著者はこうした若者たちに希望の光を与えたいと願い、この小説を書きました
歴史に基づいた愛と涙の物語。誰が私を産んだのか?
バルセロナ大学教授による史実に基づいた物語。70年代、軍部独裁時代のアルゼンチンで生まれた主人公ルス(光)は、母親となったとき自らのアイデンティティに疑問を抱き、出生の秘密を探り始めます。暗い時代を劇的に浮き彫りにしつつ、人間の愛のすばらしさ、自由であることの喜びを訴え、なおかつ読み手を立ち止まらせないストーリー展開。98年にスペインで発売されて絶賛を浴び、現在20カ国で出版が予定されているベストセラーです。 back to
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東チモール関係 back to top
文献案内 1999年12月 改定(価格は発売当時のもので今はち がっているかもしれません。)
<基本図書/日本語>
*『東 ティモール---奪われた独立・自由への闘い』高橋奈緒子 ・益岡賢・文珠幹夫著、、明石書店、1999年10月。
800
円。同名の東ティモールに自由を!全国協議会の冊子が明 石書店から新装 出版されたもの。住民投票後の展開についてもフォローしてあり、簡
潔にして網羅 的。注文は書店または明石書店へ。
*『東 ティモール ---独立への道』ロイ・パクパハン著、インドネシア民主化支援ネットワーク(ニンジャ)発
行、コ
モンズ発売、1999年3月。60頁、600円。ロイ・パクパハンはインドネシ ア人 新聞記者でインドネシア人の東ティモール支援団体「ソリダモル」のメンバー。
イ ンドネシア人として初めて東ティモールのゲリラを取材したことでも知られる。 (原題はMengenal Timor Timur
- Dulu dan Sekarang。注文はニンジャのホームペー ジへ。
*『地図から消さ れた東チモール』カルメル・ブディアルジョ&リエム・スイ・リオンありえす書房、1986年。イギリスでインドネシア・東ティモール・ 西パプアの人権問題を中心に活動する人権団体タポルのスタッフが書いた東ティモ ー ル問題についての包括的解説。人権状況、インドネシア軍による支配体制につい て詳 しい。日本語版はすでに絶版。原題は「The War against East Timor」。
*『小さな島の大きな戦争・ 東チモール独立運動をめぐる大規模人権侵害』アムネスティ・インターナショナル日本支部編第三書館、1989年、310頁。問題の経 緯、支援運動、教会、旧日本軍兵の関りなどのほか、第2部はアムネスティの人権 レ ポートを全訳している。1800円。
*『ナクロマ・ 東テ ィモール民族独立小史』古沢希代子・松野明久日本評論社、1993年、279頁。サンタクルス虐殺あたり まで をカバーした東ティモール問題の総合的解説。タイトルのナクロマは東ティモ ールの 言語、テトゥン語で「光」を意味する。すでに絶版。2200円。
<住 民投票 前後の論考>back to top
*「東ティモール、住民投票のゆくえ」古沢希代子 『世界』 1999年9月号、pp. 178-179。
*「東ティモールと『日 本の貢 献』---自衛隊派遣のまやかし」『軍縮問題資料』古沢希代子1999年12月号、
pp.
72-77。
*「東ティモール---『和解』を阻むもの」『イ ンパクション』古沢希代子 116号、1999年10月。
*「東 ティモール、激 化する独立派住民への攻撃、ラウラ・ソアレスさんに聞く」『月刊オルタ』1999年7月号、、 pp. 20-22。back to top
*「東ティモール、『内戦』シナリオとの闘い ---インドネシ ア軍駐留こそテロの温床」古沢希代子、『アムネスティ・ニュースレター』1999年 7月号、 pp. 8-9。
*「緊急報告:東ティモ ールに平 和を!『月刊オルタ』1999年10月号、古沢希代子さんに聞く」(聞き手:村井吉敬)、pp. 15-19。
*「東ティモール危機の内幕」吉村 文成『アエラ』1999年9月27日号、 pp. 66-67。吉村氏 は朝日新聞ジャカルタ支局長。
*「インドネシア はどうなる」白石隆『中央 公論』1999年11月号、pp. 60-67。
*「東チモ ール---和解は可能 か」首藤信彦『世界』1999年11月号、pp. 98-104。
<基本図書 /英語>back to top
*『地図から消された東チモール』の原著Budiardjo, Carmel and Liem Loei Liong, The War Against East Timor, Zed Books Ltd., London, 1984. 253p. ISBN 086232 229 4 (paper back). で、インドネシア軍による東 ティモール侵略の全貌、軍支配体制について詳細な報告やデータを用いて状況を活写 した、もはや古典。1984年以降、東ティモール情勢は大きく変化しており、その点 に ついては新しい本を見る必要がある。
*Timor --- A People BetrayedDunn, James, , ABC Books, Australia, 1996. 365p. ISBN 0 7333 0537 7. 著者 はポルト ガル時代の元オーストラリア東ティモール総領事。外交官として東ティモ ールの政治 的変動、侵略、その後の国際関係などをくわしく分析。初版は1983年に 出版された が、1996年の改訂版はその後の動きもカバーして、現在ではもっとも幅 広く引用され る本となっている。著者のあたたかいまなざし、高い人権意識に支え られた好著。注 文は呉YWCAへ。tel/fax. 0823-21-2414。4000円(送料込み)。
*Indonesia's Forgotten War --- The Hidden History of East Timor,Taylor, John, Zed Books/Pluto Press Australia,1991, 230p. ISBN 1 85649 015 7 (paper back). 著者はイギリスの社会学者で長年の東ティモール専門家。1990年まで の東ティモールの状況を包括的に記述しているが、他の著書とちがうところがある と すれば、現地での事態の推移にかなり力点があり、国際関係にあまりページがさ かれ ていない。
*East Timor --- Nationalism & ColonialismJolliffe, Jill, , University of Queensland Press, Australia, 1978, 362p. ISBN 07022 1481 7 (paper back) 東ティモールの非植民地化が始まって以後、侵略にいた るまでの時期について現地取材、インタビューなどを通じて描いた、かなり資料的価 値の高い一冊。この時期は今もって問題のルーツであり、問題の歴史的な検討をす る ときには必要。著者はジャーナリスト。
* From the Place of the Dead: Bishop Belo and the Struggle
for East TimorKohen, Arnold,, Lion Publishing plc,1999, p.
398. ISBN 0 7459 5010 8 (pbk)。アメリカ人で長年東テ ィモール問題 に取り組んできたアーノルド・コーエン
氏によるベロ司教の伝記 というスタイ ルをとった東ティモール問題の歴史。コーエン氏はベロ司教のアドバ イザーをつとめ てきた。
<内外の定期刊行物>back to top
*『東ティモール 通信』呉YWC A東ティモール問題を考える会発行。年間4回程度。2000円。 (このホームペー ジの中に通信のオンライン版が出ていますので、ご覧くださ い。)(東ティモール通 信Onlineへジャンプ)
*Timor Link, published by CIIR. Order to: East Timor Project, c/o CIIR, Unit 3, Canonbury Yard, 190A New North Road,London N1 7BJ, UK. tel. 0171-354-0833. fax. 0171-359-0017. Catholic Institute for International Relations (カトリック国 際関係研究所)はロンドンにある社会正義 関連のNGO。東ティモールについてはコン スタントに取り組んでいる。年4回発行、 毎回8ページのこのニュースレターは年 間個人で10ポンド。二色刷りできれいに編 集されている。
*Matebian News, published by East Timor Information
& Documentation Centre/CNRM. Order to: ET Info & DocumentationCentre,
PO Box 991, Fairfield NSW 2165, Australia. tel. +61-2-9891-5861.
fax.+61-2-9891-2876. e-mail. etra@pactok.net. シドニーに拠 点を置く東ティモール人が中心にやっている情報
センターで、ニュースレターはほぼ 毎月発行。オー
ストラリアの活動ニュース が貴重。購読料は不明だが数千円を カンパすればいいのではないかと思う。
*TAPOL Bulletin, published by Tapol: The Indonesia Human Rights Campaign. Order to: Tapol, 111 Northwood Road,Thornton Heath, Surrey CR7 8HW, UK. e-mail. tapol@gn.apc.org. 年6回発 行の充実のインドネシア・東テ ィモール・西パプア関連情報。購読料は年間16ポン ド。郵便局からイギリスの郵 便振替口座に振り込むとよい。 Giro Account:567814009。
*Inside Indonesia, published by IRIP. Order to: Inside Indonesia, PO Box 190, Northcote 3070, Victoria, Australia. tel.+61-3-9481-1581. fax. +61+3-9481-1581. メルボルンに拠点をおく インドネシアの社会問題に関する情報 誌。写真も豊富で充実している。年4回発行で 18豪ドル。オーストラリアへの送 金は常にむずかしく頭痛の種。郵便局からの為替 は1月かかると言われる。銀行で の小切手発行は金銭的にも高い。いずれにせよ、2 年分は34ドルと安くなってお り2年分送金するのがかしこそう。
<年表 >back to top
*The Indonsia Occupation of East Timor 1974-1989, A Chronology,Taylor, John G., , Catholic Institute for InternationalRelations (CIIR), London, 1990, 102p. ISBN 1-85287-0.51-6. 戦争の歴史の流れを知るのに 便利な年表。大阪東ティモール協会 でまだ数冊在庫があります。
<現地ル ポ>
*『私たちの 闘いを忘れないで・東ティモール最新レポート』仁井田蘭 柘植書房、1992年、270頁。サンタ クルス虐殺事件、現地からの報告、東ティモール 人の訴えと3部構成。人々の声が 伝わってくる。著者はフリージャーナリスト。 1900円。
*『抵抗 の東チモールをゆく』青山森人社会評論社、1996年、 220頁。東ティモール内部の抵抗組織を 取材した(もちろんひそかに)現地ルポ。旅 行記風につづられているが、ハードな 現実である。運動論についても随所にコメント がある。筆者はフリージャーナリス ト。2200円。back to top
*『東チモール、 森の妖精とゲリラ』青山森人社会評論社、 1997年。上記のルポに続く第2弾。
*『チモール、知られざる虐 殺の島』田中 淳夫彩流社、1987年。日本軍の残した傷跡や現在 の激eィモールの問題につい て、ルポやインタビューで構成している。筆者は当時は フリージャーナリスト。 (1999年に緊急増刷されている)
*『アジア内幕ノート』熊村剛幸ほか 同 文館、1988年。中に「チモール人の悲劇」(248-258頁)が ある。東南アジア駐在記 者たちによる各国内幕もの。
* 'Opening Up': Travellers' Impressions of East Timor,Sword,
Kirsty and Pat Walsh,, 1989-1991, Australia EastTimor Association,
1991. 50p. 旅行者の印象をあつめた小冊子。 1989年に東ティモール は「開放」が宣言され、外国人
が一応はいけるようにな った。
<写真集>back to top
*Generations of Resistance --- East Timor, Cox, Steve and Peter Carey, Cassell, 1995. 120p. ISBN 0 304 33252 6 (paperback). 写真家ス ティーブ・コックスはサンタクルス虐殺の現場にいた数少な い外国人ジャーナリス トで、東ティモールの内側をとった写真は重々しい空気を伝え ている。解説を書い ているピーター・キャリーはオックスフォード大学の歴史学講師 でインドネシア専 門家。
<東ティモール人の声>back to top
*『私は チモール人です --- 東チモールからの言』呉YWCA翻 訳グループ1992年、呉YWCA 発行、80頁。 1000円。イギリスのカトリック国際関係研究(CIIR)が出した東ティモ ール人証言 集に独自の証言を加え、国連決議の骨子や日本政府の対応、国会議員によ る日本の 国会での質問などを資料としてそえた。写真もそえてあり、東ティモール人 の声が よく伝わってくる。巻末の資料はとっても便利で、ぜひもっていたい。(注文 は呉 YWCAへどうぞ)
*「東ティモールが望むこと」ラモス・ホルタ岩波 書 店『世界』1997年7号、62-71頁。1996年ノーベル平和賞受賞者ジョゼ・ラモス・ホ ルタが1997年1月来日した際、国際キリスト教大学で行った特別講演の日本語訳。
*『東チモール・キリスト者としての考察』マルチノ・ダ・コスタ・ロペス カトリック国際関係研究所出版、名古屋カトリック正義と平和委員会翻訳。ベロ司教 の前任者として東ティモールでインドネシアの横暴とたたかって追放された東ティ モ ール人聖職者ロペス師の講演記録。1986年に来日したが、1990年にポルトガルで 逝 去。back to top
*FUNU --- The Unfinished Saga of East Timor, Ramos-Horta, Jose, The Red Sea Press, 1987. 207p. ISBN 0 93241515 6 (paper back). 1996年 ノーベル平和賞受賞者、ジョゼ・ラモス・ホルタによる、孤独な第三世界小国の外交 官の闘いの記録。1980年代半ばまでカバーしているが、侵略当時の状況についての貴 重な内側からの証言となっている。国連で日本がインドネシアを支援すべくロビー し たことも書かれている。タイトルの「フヌ」は東ティモールの言語テトゥン語で 「戦 い」を意味する。
*Towards a Peaceful Solution in East Timor,Ramos Horta, Jose, East Timor Relief Assciation (ETRA), Australia, 1996.47p. ISBN 0-9586860-0-9. ジョゼ・ラモス・ホルタによる和平案などの講演 録。ノーベル 平和賞前に出版されている。注文はETRAまで。 etra@pactok.net。
*A Travesty of Justice: Xanana's Defence,Xanana Gusmao, East Timor Relief Association (ETRA), Australia, 1996, 57p. ISBN 0-646-28203-4. 東ティモール民族抵抗評議会の議長で民族解放軍司令官だったシャ ナナ・グスマォンは、1992年11月にインドネシア軍につかまって終身刑を言い渡さ れ た(その後20年に減刑、さらに1997年8月に3カ月を減刑)が、世界中の人権団体 が 裁判の違法性を非難した。これは読むことを許されなかったシャナナ・グスマォ ンの 法廷弁論の英訳。注文はETRAまで。
* Xanana Gusmao: Timor Leste Merdeka Indonesia Bebas, Tri Agus S. Siswowihardjo (ed.),Solidamor, Februari 1999,Jakarta, p. 208. シャナナによるインドネシア語インタビューを中 心に、イン ドネシアの東ティモール支援団体「ソリダモル」が編集したもの。
*Voice of the Voiceless (Suara Kaum Tak Bersuara), Frans Sihol Siagian & Peter Tukan (eds.), Penerbit Obor, Jakarta,1997, p. 279. ベロ司教のインドネシア語 インタビュー集。ノーベル平和賞受賞演説(英文) も含む。
*East Timor's Unfinished Struggle --- Inside the Timorese Resistance,Pinto, Constancio and Matthew Jardine, South End Press, Boston, 1997. 289p. ISBN 0 89608 541 4 (paper back). 著者のコンスタンシオ・ ピントは東ティモールでは地下 組織のリーダーだったが、サンタクルス虐殺 後、インドネシア軍の迫害をのがれてひ そかに脱出、亡命した。現在はアメリカで 大学に通っているが、若手東ティモール人 指導者のひとりとして活躍している。幼 いころの記憶、侵略、地下運動、逃亡など彼 が歩んできた道はまさに抵抗運動の歴 史だった。back to top
*Telling --- East Timor: Personal Testimonies 1942-1992.Turner, Michele, New South Wales University Press,Australia, 1992, 218p. ISBN 0 86840 077 7. 第二次大戦中、ポ ルトガル時代、インドネシア占領時 代の三部構成で、東ティモール人が語ったものを 集めたオーラル・ヒストリー。貴 重な証言資料。
*Timor Leste, Um Povo Uma Patria, Gusmao, Xanana, Edicoes Colibri (Faculty of Letters, University of Lisbon), 1994,357p. ISBN 972-8047-85-1. 抵抗運動の指導者シャナナ・グスマ ォンの自伝、評論などを集めた もの。ゲリラの司令官としてはきわめて文学的、とも 言われる。
Timor Leste: Amanha em Dili, Ramos-Horta, Jose, Publicacoes Dom Quixote, Lisboa, 1994, 385p. ISBN 972-20-1120-0.ポルトガル語 によるジョゼ・ ラモス・ホルタの自伝。上記の「FUNU」と内容は重なっているが、こ ちらがかなり 詳しく、また新しい。
*Timor-Leste - Nobel da Paz: Discursos proferidos na cerimonia de outorga do Premio Nobel da Paz 1996(East Timor - Nobel Peace : Lectures delivered at the 1996 Nobel Peace Prize awarding ceremony), Edicoes Colibri, Faculdade deLetras da Universidade de Lisboa, 1997, p. 160. 2人の東ティモール人のノーベル平和賞受 賞演説。
*Timor Timorense: com suas linguas, literaturas, lusofonia ..., Marcos, Arthur (ed.), Edicoes Colibri, 1995, 215.ISBN 972-8288-11-5. ティモール人による東ティモールについてのエッセー、発表などを 集めたもの。
*Ekonomi Politik Pembangunan Timor Timur, Joao Marian de Sousa Saldanha, Pustaka Sinar Harapan, Jakarta, 1994.361p. ISBN 979-416-263-9. インドネシア占領下で登場した若手東ティモール人知識人の代表的 研究者で、東ティモールにおけるインドネシア政府の経済政策について論じたもの。 改革を志向している。これはインドネシア語だが、英語版もあるようだ。
<インドネシア人によるもの>back to top
*East Timor: An Indonesian intellectual speaks out, Aditjondro, George J., edited by Herb Feith, Emma Baulch, PatWalsh, Australian Council for Overseas Aid (ACFOA), Development Dossier No. 33, 1994. 65p. ISBN 0-909-831-61-0. 著者は元テンポの記者として 1975年当時東ティモール取材をしたこともあり、東ティモール人の運動におおやけに 共鳴を表明した最初のインドネシア人学者として知られる。その後、ジャワの大学 を おわれ、現在はオーストラリアの大学で教鞭をとる。
*In th Shadow of Mount Ramelau: The Impact of the Occupation of East Timor, Aditjondro, George J., INDOC,the Netherlads, 1994. 96p. ISBN 90-70494-02-7. 上記の本に つづき、東ティモールの文化、環境、占領の影響などを論じている。
*East Timor: The Impact of Integration,Mubyarto, Loekman
Soetrisno, et al., An IndonesianSocio-anthropological Study, the
Indonesian Resources and Information Program (IRIP), 1991. 70p.
ISBN
0-646-07960-3. インドネシアのガジャマダ大学の研究チームによる 東ティモールの現在の社会研究の成果の英訳で、インドネシア軍がこれをよろこばず
発表をおさえようとした経緯もある。全体としてはインドネシアによる併合を既成 事 実として認め、東ティモール人の要求をくむような改革を提言している。
*The Decolonization of East Timor: A Historical Review', in The Indonesian Quarterly, Vol. XIV, No. 4, Kristiadi, '1986.Center for Strategic and Internationl Studies, Jakarta, pp. 546-577. 今 となってはやや古いかもしれないが、インドネシア政府の立場を代弁する典型的な論 文として一読に値する。著者は自身も政府の東ティモールをめぐる外交政策に関与し ている戦略国際研究所のスタッフ。
*Hari-hari Akhir Timor Portugis, E. M. Tomodok, Pustaka Jaya, 1994. 376p. ISBN 979-416-130-2. 1975年当時、イ ンドネシアの東ティモール領事としてインドネシアによる東ティモール併合作戦にか かわった著者の回想録。インドネシア政府の立場をきわめて忠実に表明している。back to top
*Kebulatan Tekad Rakyat Timor Timur, Soekanto (ed.), Integrasi: Yayasan Parikesit, 1976?, 714p. インドネシアの戦略国際問題研究所/イ ンドネシア軍の立場を色濃く反映した東ティモール併合過程の総括。インドネシア政 府の公式な立場に忠実とは限らないところが、やや注意が必要。かなり詳細で事情 が よくわかっていいのだが、情報の出所などについて言及がほとんどなく、資料と して つかうにはかなりな背景知識が必要。
*Lahirnya Propinsi Timor Timur, Machmuddin Noor et al. (eds.), Badan Penerbit Almanak Republik Indonesia, Jakarta,1977. 347p. 東ティモール併合過程におけるさまざワな文書を あつめた資料 集。インドネシア政府の国連でのスピーチや東ティモール暫定政権の 文書などが含ま れている。
*Sejarah Nasional Indonesia VI, Marwati Joened Poesponegoro and Nugroho Notosusanto (eds.), Departement Pendidikandan Kebudayaan, Balai Pustaka, edisi ke-4, 1984. 660pp. インドネシ ア政府教育文化 省のチームが編纂したインドネシア史の正史といえるもので、東テ ィモール併合が pp. 486-497に記述されている。当然、インドネシア政府の公式見解 にちかいわけだ が、かならずしも同じとは言えない。
*Jejak-jejak Darah: Tragedi & Pengkhianatan di Timo
Timur,Aboeprijadi Santoso, Stichting Inham (Amsterdam)/ Pijar(Yogyakarta),
1996, 121p. 東ティモール人ジ ャーナリス トによる現地取材、東ティモール人・インドネシア人関係者
取材に よって構成 され、インドネシア軍による東ティモール併合作戦の非道さや政府のい っていること の欺瞞があばかれている。
*Profile of a Soldier Statesman, Yayasan Kejungan Panglima Besar Sudirman, Pour, Julius, Benny Moerdani: Jakarta,1993, 510p. ISBN 979-8313-03-8. インドネシア併合作戦に実際 に現場でか かわった軍人の退役後の回想録(英語版)だが、その19章が東ティモー ル作戦にあて られている。結局、私の責任ではありませんよというような記述なの だが、正直に併 合作戦がインドネシア軍の正規部隊をつかっていると吐露している ところなど、有益 な情報も多い。
<ポルトガル人の書いたもの>back to top
*East Timor: Indonesian Occupation and Genocide, Magalhaes, A. Barbedo de, President's Office Oporto University,1992, 75p. 東ティモール問題に ついて取り組む必要を訴 えた小冊子。著者はオポルト大学工学部教授。
*East Timor: Land of Hope, Magalhaes, A. Barbedo, Presient's Office, Oporto University, 1992, 194p. ISBN972-8025-04-1. 同じく オポルト大学のマガリャンイス教授による東ティモール 問題の概略と展望。注文は オポルト大学まで。Oporto Uniersity, fax. 351-2-2002148, c/ Prof. Magalhaes。
* Descolonizacao de Timor: Missao Impossivel?,Pires,
Mario Lemos, Publicacoes Dom Quixote, 3. a edicao, 1994,461p.
ISBN 972-20-0939-7. 著者は、最後の東ティモール総督に任命 され、東ティモール非植民 地化過程の混乱の中
で、本国からの指令もないまま むずかしい立場におかれ た。ポルトガル側の証言としてきわめて貴重なもの。
*Timor-Leste: Factos e Documentos, Vol. 1, Factos (1988-1991), Assembleia da Republica, Assembleia daRepublica, Direccao-Geral de Apoio Parlamentar, Dereccao- de Servicos de Documentacao e Informacao Biblioteca, 1991, p. 540.ポルトガル議 会による事件のクロノロジー。
<論集>back to top
International Law and the Question of East Timor, CIIR/IPJET, 1995, 341p. ISBN 1-85287-129-6. (CIIR; CatholicInsitute for International Relations, IPJET; International Platform of Jurists for East Timor) 国際法を中心として東ティモ ール問題を扱った論集。自決権や国際司法裁判 所の裁定の研究に必要。注文は IPJETへメールでどうぞ。ipjet@mail.antenna.nl。
*IThe East Timor Problem and the Role of Europe, PJET, 1998, 303p. ISBN 972-97911-0-4. 1996年 にダブリンで開かれた東ティモールに関する会議に提出 されたペーパーを中心に集 めた論集。注文はIPJETへメールでどうぞ。
*East Timor at the Crossroads: The Forging of a Nation, Carey, Peter and G. Carter Bentley (eds.), Cassell, 1995.259p. 歴史、国際関 係、抵抗運動などいくつもの側面についての論 集。1991年4月にアメリカン大学で開 かれたシンポジウムの記録、文献リストが貴 重。1970年から94年までの年表もついて いて便利。
*East Timor: Prospects for Peace, Unit on Justice, Peace and Creation, John, Clement (ed.), World Council of Churches,1995. 141p. (In a series of CCIA Background Information) 1994年12月、香港で行われた東テ ィモールについて会議 の結果だされた論集。プロテスタント教会関係者による議論の 集成。東ティモール 人牧師も発表している。注文は次へどうぞ Oikoumene Central Office, 150, route de Ferney, 1211 Geneva 2, Switzerland. tel. +41-22-791-6111, fax.+41-22-791-0361。
<地質>back to top
*『悲劇の島・東テ ィモール、その自然と人々』島田いく郎 築地書館、1990年、156頁。著者は地 質学者(元島根大 学理学部教授)。東ティモールの地質、自然、そして現在の問題を 書いている。す でに絶版。1400円。
<歴史・第二次大戦・日本占領時代>back to top
*『チモール記』前田 透蒼土舎、昭和57年、260頁。著者はかつて戦争中兵 士として東ティ モールに駐留した詩人(成蹊大学教授)で、チモールを生涯のライト モチーフとし たと記す。戦争中の記録と歌。すでに絶版。
*「戦時 期”ティモ ール問題”の外交史的考察」後藤乾一『日本占領期インドネシア研究』龍谷書舎、 1989年、 313-357頁。
*後藤乾一「濠亜地中海の国際関係 --- ポルトガル 領ティ モールをめぐって」『近代日本と東南アジア』岩波書店、1995年。
*Timor 1942: Australian Commandos at War with the Japanese, Wray, Christopher C. H., Hutchinson Australia,1987, 190p. ISBN 0-09-157480-3. 著者 は職業的 な歴史家ではないが、オーストラリア軍史に造詣が深く、1975年に東ティモ ールが インドネシアに侵略されてから新たなティモールへの関心のたかまりに応じ て、こ の本を執筆したとある。
*Gunn, Geoffrey C., Wartime Portuguese Timor: The Azores
Connection, Monash University, Working Paper No. 50,1988,
ISBN 0-86746-888-2. 25p. オランダ領東インドが日本の敗戦とともに独立を宣言し アメリカがそれを支援した
一方で、ポルトガル領ティモールはアメリカの戦略 的考慮によってポルトガル領のままにとどまった。それは大西洋のアゾーレス諸島と
のひきかえになされた。
*Pelissier, Rene, Timor en Guerre: Le Crocodile et les Portugais (1847-1913), Pelissier, Montamets 78630 Orgeval,France, 1996. 368pp. 著者はアフリカのポルトガル植民地研究をやってき たフランス人で東ティモールについてもいくつか研究がある。この本はドン・ボアヴ ェントゥラの反乱にいたるまでの時期をあつかっており、東ティモールの植民地史 に ついて幅広い材料を提供してくれる。
<女性の人権>back to top
このホ ーム ページの「活動」「女性のページ」もごらんください。
*「東ティモール、激化する独立派住民への攻撃、ラウラ・ソア レスさ んに聞く」『月刊オル タ』 1999年7月号、、pp. 20-22。
*「国連が表彰したスハルト大 統領の 民族絶滅策」古沢希代子『朝日ジャーナル』1989年7月21日号、14-18頁。国連人口基金 がインド ネシアのスハルト大統領に人口賞を与えた。しかし東ティモール人女性た ちは、強制 的な家族計画の推進にいかりの声をあげている。
*「家族計画プ ログラムと女性の人権 --- インドネシア及び東ティモールの事例を 中心に」古沢希代子 『東 京女子大学社会学会紀要・経済と社会』第22号、1994年2月。 54-70頁。東ティモール でより強力な避妊法がすすめられている実態についての研究 ノート。
*「軍事占領下における性暴力 --- 東ティモー ル」、古沢 希代子アムネスティ・インタ ーナショナル日本支部編『アムネスティ人権報告4・ 女性が動く、世界がかわる』明 石書店、1995年。45-53頁。 back to top
*「軍事占領下の女性たち」、古沢希代子 アジ ア女性資料センター編『北京発、日本の女たちへ --世界女性会議をどう生かすか』 (第7章)、1997年1月、明石書店。193-218頁。
*「インドネ シア占領下の東ティモール・<女性の拷問写真> とスハルト軍隊の隠された顔」古沢希代子『週 刊金曜日』1998年5月1日、35-39頁。
*『インドネシアと東チ モールの女性たち』アムネスティ・インターナショナ ル日本支部・女性と人権チーム・なご や126G『くちゃ』編集、(のら第17号) 34頁、1996年。英語版のWomen in Indonesia & East Timor --- Standing againstrepression, AI Index ASA 21/5/95, December 1995 の翻訳。東ティモール における軍による弾圧、性的虐待についても報 告している。
* Free East Timor Japan Coalition, Petition to the United Nations Special Committee of 24 prepared by Kiyoko Furusawa and Jean Inglis. July 23, 1996. 国連非植民 地化特別委員会の公聴会に提出された東 チモールに自由を!全国協議会の陳述で、東 ティモールにおける女性に対する暴力 についてわかっているケースについてまとめた もの。大きな反響を呼んで引用され ている。
*Common Grounds: Violence against Women in War and ArmedConflict
Situation, Asia Center for Women's Human Rights (ed.), Manila,
1998. ISBN 971-91991-0-5。上記の国連非植民 地化特別委員会の陳述が含 まれている。
その他の事例も収録されていて問題の 全体像を概観することがで きる。
<自決権>back to top
*「東チモ ール併合と自決権」『自決 権の理論と現実』曽我英雄敬文堂、1987年。117-146頁。
*「国際法上の自 決権と東チモール事件」、臼杵英一越路正巳編『21世紀の 主権、人権および民族自決権』未 来社、1998年、pp. 257-298。
★東ティモ ールの自決権についての国際法 的考察は、<論集>のコーナーのCIIR/IPJETノいくつ か論文が出ています。
<外交・国際関係>back to top
*「チモール 紛争をめぐる国際環 境」黒柳米司『国際問題』193号、日本国際問題研究所、1976年4月。
*「東チモール非植民地化の過程と問題」首藤もと子 『アジア研究』37巻 3号、アジア政経学会、 1991年6月。89-137頁。
*「東ティモール 問題解決へのアプロー チ」首藤もと子『外交時報』1995年6月号、外交時報社。46-60頁。
*「太平洋 西部における地域紛争と国際関係 --- イリアン・ジ ャヤと東チモール」土佐弘之『東洋文 化研究所紀要』1988年10月、東京大学発行、 115-177頁。
*「ポ スト冷戦期国際人権運動の課題、人権をめぐ る南北のディスコース対立を超えて」 古沢希代子『平和研究21』日本平和学会、1996年11月、 67-79頁。
*「東 ティモール和平への機は熟している」古沢希代子『世界』 1997年1月号、岩波書店。 230-231頁。
*「ノーベル賞後の東テ ィモール」古沢希代子『軍縮問題資 料』1997年4号、51-57頁。
*「<ホッ トアングル>東ティモー ル地位交渉のゆくえ」古沢希代子『世界』1998年10月号、岩波書店。 222-223頁。
「中国と東ティモール問題」古 沢希代子愛知大学現代中国学会 『中国21』Vol. 7, 1999年11月5日号、pp. 147-168。
★近年は東ティモー ル問題への政治学者 の関心もたかまっているようで、たとえば、渡邊昭夫編『アジア の人権 --- 国際 政治の視点から』(日本国際問題研究所刊、1997年6月、3500円) の中でも数人の論 者が人権外交の事例として東ティモールに言及している。
<サンタクルス 虐殺>back to top
*『東ティモール・サンタクルス 虐殺、事件とその波紋』松野明久 大阪東ティモール協会、1992年、63頁。600円。1991年11月 12日におきたインドネシ ア軍による群衆への無差別発砲事件はサンタクルス墓地でお きたためサンタクルス 虐殺とよばれる。この報告は事件にかかわる、ときには相互に 矛盾するような報道 ・情報をあつめ、その全貌をできるかぎり明らかにしようとした もの。1992年1月の 予備的報告、1992年11月の第2回報告をおさめている。注文は大 阪東ティモール協 会へ。ak4a-mtn@asahi-net.or.jp
*『出国命令』 浅野健一日本評論社、 1993年、295頁。1700円。著者はサンタクルス虐殺がおきたときジャカ ルタで共同通 信社の特派員をしていた。現地取材の結果を第4章「東ティモールの悲 劇」におさ めている。
*「東チモール問題と『11月12日』事件」 黒柳米司『アジアト レンド』1992年第2号(季刊)No. 58、38-44頁。事件に対する国際的対 応について 論じている。
*「東チモール・サンタクルス事件のそ の後:姿 勢問われる最大援助国日本」古沢希代子『毎日新聞』1992年4月14日、4頁。新聞のコラ ムだが かなり詳細に論じている。
*「ボブ・マン ツ氏 に聞く・人権回復のために何ができるか」『法学セミナー』編集部、『法学セミナー』1992年5月号、 1-3頁。 虐殺現場にいたオーストラリア人のNGOスタッフが来日し、インタビュー され た。
*'East Timor: The Opening Up, the Crackdown and the Possibility of a Durable Settlement,Feith, Herb, ' in Crouch, Harold and Hal Hill (eds.), Indonesia Assessment 1992, Australian National Univresity (ANU), 1992, pp. 63-80. サンタクルス虐殺にいたる主にインドネシア の政策の動 向とその後の展開を概略。著者は元モナシュ大学教授でインドネシア政治 が専門。 東ティモール問題について積極的に発言している。
<ナショナリ ズム>back to top
*「『東ティモール』を想像すること」ベネディクト・アンダーソン 『aala』101号(1997年2月)日本アジアアフリカ作家会議。著者は『想像の共同体 --- ナショナリズムの流行と起源』(リブロポート刊)で日本には知られたインド ネシア政治の専門家でコーネル大学教授。東ティモールについてはよく発言してい る。
<ティモール・ギャップの石油>back to top
*「自決権無視 され、資源も失う東チモール」古沢希代子『朝日ジャーナル』1988年11月25日号、98-99頁。
*「東チモールの自治権無視した開発条約」古沢希代子『朝日ジャーナル』 1989年12月29日号、91頁。(タイトルの自治権は自決権のあやまり)
*「ティモール沖の油田開発」仁井 田蘭『世界』1992年4月号、岩波書店、182-183頁。
* Credibility Gap: Australia and th Timor Gap Treaty, Stepan,
Sasha,Australian Council for Overseas Aid (ACFOA),
Development Dossier No. 28, 1990. 46p. ISBN 0-909-831-49-1.
★ティモール・ギャッ プ条約についてポルトガルがオーストラリアを相手取って国際司法裁判所に提訴した 件についての国際法的考察は、<論集>のコーナーにあるCIIR/IPJETにいくつか論文 が出ています。
<武器売却>back to top
*INDONESIA: Arms trade to a militaty regime, The European
Network Against Arms Trade (ENAAT), 1997. 124. ISBN90-803702-1-5.
インドネシアに対する武器売却は今や重要な国際的関心事項。 最近の米国製F-16戦闘機売却問題で、
インドネシアがしぶるアメリカに背を向 けロシアからスホイを購入することにしたのは日本のテレビもニュースにした。
<国連>back to top
★国連と東ティモールは切っても切れない関係にあるの で、多くの本が扱っていますが、それ意外に次のようなものがあります。
*「国連と東ティモール問題」古沢希代子『軍縮問題資料』1996年4月号、 38-41頁。
*「東ティモール独立問題の最終局面---不安定化と窮 乏化との闘い」古沢希代子『軍縮問題資料』1999年5月号、62-67ページ。
*「国連人権委員会における東ティモール」松野明久 『マスコミ市民』1997年6月号、75-79頁。 河辺一郎『国連と日本』岩波新書(赤317番)、1994年。240頁。国連総会における日 本の行動をフォローしたもので、東ティモールは一例として紹介されている。
*斉藤鎮男『国際連合の新しい潮流』(増補改訂版)、新有堂、1984年(初 版1979年)。第1章の3節に東ティモールがある。著者はかつてインドネシア大使を つとめ、東ティモール侵略時(1975年)は国連大使をつとめていた。日本が積極的 に この問題で動いたと書かれている。
* East Timor and the United Nations: The Case for Intervention,
Gunn, Geoffrey C.,The Red Sea Press, 1997, 241p.著者は現在長崎大学経済学部教授で国際関係論を講じており、東ティモールに
ついては著書、論文も多い。1997年6
月、この本の発表と同時に、国連非植民 地 化特別委員会の公聴会で国連の人権をベースにした積極介入を訴えた。注文は呉 YW CAへ。tel/fax.
0823-21-2414。2600円(送料込み)。
<インドネ シアの 民主化と東ティモール>back to top
*「インドネシアの通貨・経済 危機と東 ティモール」古沢希代子 『軍縮問題資料』1998年3月号、60-65頁。
*「ス ハルト後の東ティモール問題」古沢希 代子『軍縮問題資料』1998年10月号、51-57頁。
<マスメディア>back to top
*A Critical View of Western Journalism and Scholarship on East Timor, Gunn, Geoffrey C., Journal ofContemporary Asia Publishers, Manila, 1994, 272p. ISBN 971-8639-08-X. オーストラリア側の 資料を駆使して、第二次大戦中の東ティモール、アメリカの政策、オーストラリアの 報道、研究者の動向などを論じている。注文はマニラの出版社に手紙を書いてくだ さ い。PO Box 592, Manila, Philippines 1099.
<援助>back to top
*「東チモールの独立派の無線を”潰す”日本」生島 玲 『朝日ジャーナル』1988年1月 1/8日 号、104頁。日本の対インドネシア無償援助「全国無線周波数監視計画」は東 ティモ ールに移動用の無線監視車を配備した。これは紛争中の片一方の当事者に利 する軍事 的支援にあたらないのか。
*「対インドネシア軍事援 助の一部凍結!」古沢希代子『世界』岩波書店、1992年12月号、178-179頁。米議会が東ティモ ールの人権 状況を理由に対インドネシア軍事教育訓練の提供停止を可決した。
<事件 >back to top
*「東チモール・法王は何を見たか」古沢希代子『世 界』岩波書店、 1989年12月号、208-209頁。1989年10月に「部分開放」を宣言された 東ティモールに インドネシア政府はローマ法王を招待した。安定を印象づけようと したがデモが発生 し、法王は軍の飛行機でジャカルタに帰された。
*「東チモール の嘆願デモ流血、死者も」古沢 希代子『朝日ジャーナル』1990年2月9日 号、93頁。東ティモール を訪問した米国のインドネシア大使に直訴しようと東ティ モール人若者たちが大挙し てホテルにおしかけた。直訴はかなったがその後流血の 弾圧。いわゆるホテル・トゥ リスム事件。
*「東ティモールの インティファーダ」古沢希代子『世界』岩 波書店、1990年4月号、214-215頁。ホテル・トゥリ スム事件について。
*「東チモール解放軍の司令官と会見に成功」古 沢希代子『朝日ジャーナル』1990年11月 23日、101頁。シャナナ・グスマォンがつかまる 前、はじめて外国人ジャーナリスト とのひそかな会見を東ティモールの山の中で行 った。
*「幻の司令官、シャ ナナ・グスマオを初直撃!」写真週刊誌『フ ライデー』1990年12月21日号(51号)、 22-23頁。上記の会見について。
*古沢希代子「東ティモールの虐殺にN O。世界の若者たちが現地へ出 帆」『朝日ジャーナル』1992年3月13日号、85頁。東 ティモールはポルトガルの管轄 下だ、という論理でポルトガルの船をしたてて世界中 の若者たちが東ティモールへ 向かった。結果はインドネシアの海軍に追い払われた が、元ポルトガルの大統領ま で乗船して大きな騒ぎとなった。日本からも4人が参 加。
視聴覚資料back to top
日本語TV番組・ビデオ back to top
1.NHK・ETV特集「揺れる 東チモール・人権と国際世論」
1991年12月放送。45分。サンタクル ス虐殺によって一躍ニュースになった 東ティモールの人権問題に各国はど
のように対応したか。日本政府の対応が取 材されている。コメンテーターとして黒柳 米司教授、鈴木祐司法政
大教授、現 地にいたレナート神父が登場。
(短縮版もあります)授業・講演会などで使い やすいように20分に短縮 してあります。主にコメンテーターの
部分をカットし ています。コメン テーターの方、すいません!
2.NHK・ETV特集 「東ティモール最新 報告」
1994年9月放送。45分。8月に東ティモールを現 地視察した日 本の国会議員団の報告と第2の虐殺としてしられ
る陸軍病院での 殺害の 証言者2人、さらにはサンタクルス虐殺の現場にいた英国人映像作家マック ス・スト ー
ルさんを交えての人権侵害の徹底探求。コメンテーターは曽我英雄 三 重大教授(すでに亡くなられた)。
(短縮版もあります)25分に短縮し て あります。コメンテーターの方、すいません。
3.NHK・BS・ワー ル ドニュース「東チモールの惨劇」(冷血)
1992年3月12日放送。 50分。日 本語。イギリスの映像ジャーナリスト、マックス・ストールが撮影・制作し た
東ティモールの占領の実態を内側から描いた力作ドキュメンタリー。 サンタク ルス虐殺現場の映像はあまりに
も有名だが、それにいたる東テ ィモールの内部 の情勢をひそかに撮影し、緊迫した雰囲気を十分に伝える必見
のテレビ番組。 英語の番組に日本語をかぶせ短縮して放送した。このドキュメンタリ ーはアムネス ティ・イン
ターナショナルより賞を受賞している。
4.NHK・ET V特集「今、世界の女性は何と闘っているか」(第2回)back to top
1995年、北京で 開かれた国連世界女性会議を取材した3回シリ ーズのうち、2回の前半(約20分) が東ティモ
ール人女性と彼女たちを 支援する日本人の活動をとりあげている。 世界中の女性たちが連帯していく姿が、感
動的にえがかれている。
5.TBSニュース23・筑紫哲也 ニュース「ラモス・ホルタ・インタビ ュー」
1997年1月15日放送。 25分。1月初めに来日したジョゼ・ラモス・ホ ルタ氏に筑紫キャスターが単独インタ ビュ
ー。若干の歴史的解説ももりこま れ、東ティモール問題の紹介にも なる。関西では放送されなかった(筑紫哲
也 のこのインタビュー枠は毎 日放送との契約で通常放送されないのです)。
6.テレビ朝日ニュース・ ステーション「東ティモール」
1994年11月放送。20分。1994年8月 の国会議員の現地視察に同行したテレ ビ朝日取材班による報告。東ティモ
ール大学の学生たちとの接触、ジャカルタ でのインドネシア人の東ティモールに関す る意識の取材などが興味
深い。
7.NHK・BS
1997年放送。50分。東ティモール民族解放軍 (ゲリラ)のナンバー2、ダヴィド・ア レックス司令官の部隊に
ついて取材し た、生々しい戦争の現場。アレッ クスは1997年6月、インドネシア軍につかまって不 可思議な死
をとげ た。(出血多量で死亡したのか、殺されたのか)
8.ビデオ「声なき人び との声として」
1996年マックス・スト ール制作。ノーベル平和賞に かがやいたベロ司教を、そのおいたちから、人々の精 神的
支柱となって いくさまを本人のインタビュー、貴重な歴史写真、周囲の人 たちの話で構成した。
9.NHK ETV特集「独立に揺れる島〜東ティモールの 苦悩」back to top
1999年5月17日放送。「ビデオジャーナリストは見た」シリーズの ひとつでアジア・ プレスの野中章弘さんが
撮影した映像を中心にした現状報 告。住民投票 を前にした統合派民兵、ゲリラの様子などが描かれている。
10.「破壊 された東ティモール:東ティモール再訪問の記録 1999.10.27-11.3」
住民投票後の破壊された様子と難民帰還の問題を30分の 映像にしてナレーションをつ けた自作ビデオ。松野明
久撮影、編集。back to top
英語TV番組・ビデオ
1.Cold Blood
上に紹介したコー ルド・ブラッドのオリ ジナル完全版。
2.Death of a Nation: Timor Conspiracy
英語。英国の映像ジャーナリスト、ジョン・ピルジャーが制 作。主に東ティモール問 題をめぐる英国政府その
他各国の対応を追及し、国際 的な陰謀によって 東ティモール問題が隠ぺいされている状況を明らかにした、論
理ドキュ メンタリー。
3.A Bitter Paradise (Video)back to top
英 語。カナ ダの写真家エレーヌ・ブリエール制作。彼女は1974年、侵略前の東ティモ ールで人々 の暮らしを写
真におさめ、侵略後はカナダで東ティモール支援運動 の先 頭に立って今日にいたっている。ビデオは東ティモ
ール支援運動を世界 的なひろがりでとらえている。カナダの支援団体から購入することができる。(カナ ダは
日本と同じNTSCのシステムなので、そのまま日本のビデオで再 生して 見ることができる。)
4.Manufacturing Consent: Noam Chomsky and the Media (Part 1) (Video)
168分。東ティモールのことを例 にあげて、 いかにマスコミが世論を操作するかという話になっている。全体
は東ティモー ルの問題を取り扱っているわけではない。チョムスキーは東ティモール についても かなり早い時
期から文章をかいてきた。チョムスキー著『ア メリカが本当にの ぞんでいること』(現代企画室)を読んでみ
ると、納 得。ちなみにチョムスキ ーはマサチューセッツ工科大学教授で変形文法の始祖。ラデ ィカルな社会批
評 でも有名。
音楽
1.CD All in the Family(売っています)
オーストラリアで制作された東テ ィモールの孤児たちの奨学基金のための チャリティーCD。ミッドナイト・
オイルほか、オーストラリアの音楽グルー プ、東ティモール人シンガーたちが参加し ている。大阪東ティモー
ル協会に注 文すれば買える。2000円(送料 別)。
2.CD Love from a Short Distance(売っています)back to top
1と同じく孤児奨学金のためのチャリティーC D。ボノも参加して いる。2000円(送料別)。
3.CD 20 Years of Resistance to Genocide in East Timor(売っています)
カナダで制作さ れた。収 益はホープ財団に入り、東ティモール人支援の基金となっている。ピータ ー・ガブリ
エル、ボノ、ロバート・ワイヤットなど人気のアーティストたちが 参加 している。東ティモール人のアベ・バ
レトも自作の3曲を歌っている。 名古屋YWCA東ティモールを考える会に注文すれば買える。2700円(送料
別)。
4.カセット Abe ho Aloz Sing for a Free East Timor(売 って います)
カナダに亡命した東ティモール人アベ・バレトとカナダ人 音楽家アロズがつくったコンビで、オリジナルの3
曲を歌っている。上 のCD の3曲とは重なっていない。おだやかなフォーク調でかすかなエスニックの味 つ
け。アベ・バレトは1997年6月、日本を縦断ツアーした。800円。(送 料別)。
5.カセット Agio Pereira: I'm Still Fighting(貸し出しの み)
オーストラリアに亡命している東ティモール人アジオ・ペレイ ラが歌う、 東ティモールのフォークソングとオ
リジナルソング。彼の太 平洋的な声は、日 本にもファンが多い。彼の方も日本には何度も来ている。ただし、
このカセッ トは売り切れ。どうしてもほしい人は時間がかかりますが、 とりあえず、大阪東テ ィモール協会へ
ご連絡を。
6.カセッ ト ゴスペル・ファミリー 『コイノニア』(貸し出しのみ)back to top
東京都 に住む音楽一家による、メッセー ジソング集。7曲の中に、東ティモールの歌がひと つ「オー、マウベ
レ」がは いっている。マウベレとは東ティモール人に よくある名前で、植民地時代、田舎者 ・無知の代名詞に
なっていたが独 立運動の中で「誇り高い東ティモール人」と いう意味で使われるようになった。歌は 軽快だ
が、ゲリラをしながらつくった という経緯があるとか....。 注文は大阪東ティモール協会まで。500円
(送料別)。
7.カ セット Lao Rai: Songs from the Land of the Sleeping Crocodile(貸し出しの み)
オーストラリアのダーウィンの 東ティモール人グループが録音 した東ティモールの伝統的フォークソング集。
歌っているのはみな素人 という感じだが、ハーモニーが美しい。日本に在庫は ありません。
8.カ セット Independencia Total(貸し出しのみ)
リスボンのフレテ リンとインドネシア人グループによる合作。大半は東テ ィモールの独立運動の中で歌 われた
歌が多い。政治的な歌と思いきや、結構エ スニックなムードもあ って、音楽としても楽しめる。1975年当時の
独立運動と いうのは、こう いうイメージなのかなあと思わせる一本。ただし今はもう手に入ら ないため、どう
しても聞きたい方は、時間がかかると思いますが、とりあえず 大阪東テ ィモール協会へ連絡を。
9.カセット Liu Tinan Atus Hat(貸 し出しの み)back to top
「400年後に」という意味のテトゥン語のタイトルがついた ア ルバム。本来はレコードだが、すでに絶版。
1978年、ポルトガルで東テ ィ モール人難民たちが「11月28日委員会」(独立宣言の日にちなみ)という文化グ
ループをつくり、フォークソング、独立運動の歌をあつめて録音した。 内容の 解説がないのでよくわからない
が、コーラスはかなりよく、きき ほれてしま う。聞きたい方は大阪東ティモール協会までとりあえず連絡を。
10.カ セット FM Cocolo アベ・バレトインタビュー(差し上げます・ 送料をください)
1997年7月13日放送。30分。英語。来日中のアベ ・バレトが出演したFM Cocolo 極東ラジオのポール・フィッシ
ャーによ るインタビューと音楽。CD Twenty Years .... からの紹介とアベの歌が1曲。ほ しい方は大阪東ティ
モー ル協会へ連絡を。