『非暴力による平和への道〜今こそ預言者としての役割を〜』(日本カトリック司教協議会社会司教委員会編)P.58-62より引用)

日々のくらしの中で私たちにできること

       持続可能な世界のために、暮らし方・生き方・働き方を見直そう

「限りある資源を有効に使い、公平に分配しましょう。そうすれば、資源をめぐる争いや戦争は起きません。」

            ノーベル平和賞受賞 ケニア環境副大臣ワンガリ・マータイ氏の言葉)

、地球温暖化防止、 CO 2 排出削減への努力が平和への道

 ※生活クラブ事業連合生活協同組合連合会制作のエコカレンダーを参考にさせていただきました。

〈自然エネルギー活用編〉

ヲ太陽光発電、風力発電を活用する ヲバイオマス [2] を利用する ヲ庭やベランダに樹木をそだてる ヲ生活レベルを少し下げてでも、地球環境を考え自然を大切にする ヲ自然エネルギーを取り入れる ヲスローライフを楽しむ [3]

〈省エネ編〉

ヲ外出のときはガス器具の種火を消す ヲ使用しない電気製品のプラグを抜く ヲテレビは見たい番組だけ選んで観る ヲテレビの音や明るさを適正に保つ(音/ CO 2 を 0.9L削減、年間約60円の節約 明るさ/CO 2 を 6.2L削減、年間約400円の節約)ヲ車を運転する際はアイドリングストップを徹底 ヲパソコンをつけっぱなしにしない ヲ車は定期的点検をし、タイヤの空気圧など整備 ヲ車の急発進・急加速をしない(CO 2 を 64.4L削減、年間2,940円の節約) ヲ家電製品の買い替えには省エネタイプを選ぶ ヲ使っていない場所の電気はこまめに消す ヲ家電製品、長時間使わないときはコンセントを抜く(90%削減でCO 2 を 87L減、年間6,000円の節約) ヲポットや炊飯器の長時間保温をさける(CO 2 を 31L削減、年間2,000円の節約)

〈外出編〉

ヲ原則としてゴミ袋を持参し家に持ち帰る ヲ水筒や保温ポットを持参する ヲ使い捨て容器を多量に使わない ヲ河川や水辺を汚さない ヲ地域ごとの生態系を大切にする ヲ身近な自然を探してみる ヲマイカーの使用を自粛する ヲ車での外出、用事は効率的にまとめてすませる ヲ出来る限り公共交通を利用する ヲエレベーター、エスカレーターを使わずに歩く ヲ宿泊先でも冷暖房は控えめにする ヲおみやげは過剰包装をことわる ヲ車内に芳香剤などの化学物質をまかない ヲ化学物質の虫除けなどを安易に身体につけない

〈買い物編〉

ヲエコ商品を選ぶ ヲ衝動買いをさけて計画購入する ヲバザーやフリーマーケットを利用する ヲ買い物袋を持参する ヲ簡易包装の商品を選ぶ ヲリサイクル製品を選ぶ ヲ使用する段階で環境影響の少ないものを選ぶ ヲ環境対策に積極的な会社や店を選ぶ ヲ製造時に環境を汚さないものを選ぶ ヲなるべく徒歩か自転車でいく ヲ地産地消 [4] の考え方で選ぶ ヲ自然を利用したエネルギーを選ぶ ヲグリーン購入をする ヲ省エネマークの商品を選ぶ ヲ旬の食材を選ぶ ヲ減農薬・減化学肥料のものを選ぶ ヲ合成樹脂の容器包材は材質をよくみる ヲ有機農産物を選ぶ

〈台所編 パート1〉

ヲ生ゴミは水分をよくきって出す ヲコンポストなどを利用し生ゴミを堆肥化する ヲ食事やおやつは食べきれる量を盛り付ける ヲ賞味期限で廃棄しないよう計画的な買い物をする ヲ野菜のゆで汁を洗い物に利用する ヲ食器やナベの油汚れはふき取ってから洗う ヲ油を直接排水口に捨てない ヲ食器洗いは水を流しっぱなしでなく節水努力 ヲ冷蔵庫は壁からはなして設置する ヲ車で買い物にいかない ヲまとめて料理し家族(共同体)で一緒に食べる ヲコンロの火はナベからはみださないようにする(中火でお湯を沸かすと CO 2 を 5L減、年間約330円の節約) ヲナベ底の水分はふき取ってから火にかける ヲ冷蔵庫の中は整理整頓する(CO 2 を 16.6L減、年間約3,090円の節約) ヲふきん洗いに蛍光増白剤いりの洗剤を使わない ヲ塩ビのラップは使わない ヲ合成界面活性剤 [5] を使用せず石けんを使用

〈台所編 パート2〉

ヲ野菜の皮や茎なども工夫して料理する ヲ食べきれる量を買う習慣をつける ヲ食用油は使い切るのを原則とする ヲ油よごれとそうでない食器は分けて洗う ヲ米のとぎ汁やすすぎ水は植木の水やりなどに利用 ヲ排水口には水切りネットなどを利用する ヲ環境税の事を話しあう ヲ環境会計 [6] の考え方を学ぶ ヲ圧力鍋や保温カバーを上手に利用 ヲ冷蔵庫を開けておく時間をなるべく短くする( CO 2 を 6.3L減、年間約400円の節約) ヲ食器洗いのお湯は温度を低く設定(CO 2 を 28.5L減、年間約1,910円の節約) ヲ炊事では落としぶたなどで時間もエネルギーも節約 ヲ野菜などは十分水洗いし化学物質を減らす ヲ野菜もたっぷりバランスのよい食生活をめざす ヲ合成樹脂容器は適正な使用方法を守る

〈風呂・洗面・トイレ編〉

ヲシャンプー・リンスなどは詰め替え用を利用 ヲ古紙 100%のトイレットペーパーを使用 ヲ古くなったタオルなどを雑巾に利用 ヲ風呂のお湯はいれすぎないようにする ヲ風呂の残り湯は洗濯・掃除に有効利用 ヲシャワーを出しっぱなしにしない ヲ家族全員でシャワーを一日当たり1分減らす(CO 2 を 65L減、年間約4,000円の節約) ヲはみがき、洗面中は水道を流しっぱなしにしない(CO 2 を 31L減、年間約2,000円の節約) ヲ家族が続けて入浴し追いだきを減らす ヲ風呂は水から沸かさずお湯を直接いれる ヲ温水便座は季節によりとめるか湿度を低くする ヲ風呂を出るときは湯舟にフタをする ヲカビとりの塩素系洗剤をあまり使わない ヲ環境や肌に優しい石けんを使用

〈掃除・洗濯・ゴミ編〉

ヲビン・缶は地域の資源回収に出す ヲゼロエミッション [7] をめざす ヲゴミは分別して整理する ヲ粗大ゴミは費用を払い適正に処理 ヲ飲料容器やトレーをリサイクルに出す ヲ雨水をためて洗車に利用 ヲ雨水をためて打ち水に利用 ヲ洗濯は量をまとめて洗濯回数を減らす ヲ洗濯のすすぎはためすすぎで節水 ヲ雑巾はバケツで洗って使う ヲ家庭でゴミを焼却しない ヲ化学薬品をそのまま捨てない ヲマイカーは掃除し余分な荷物をつまない ヲ掃除機の紙パックを適宜交換する ヲ乾燥機を使用したらフィルターの掃除をする(使うたびにフィルターを掃除すると CO 2 を 27L減、年間約1,550円の節約) ヲエアコンのフィルターはこまめに掃除する ヲ部屋をかたづけてから掃除機をかける(CO 2 を 2.3L減、年間約150円の節約) ヲ石けんや洗浄剤の使用量をまもる ヲドライクリーニングの回数を減らす ヲ塩素系洗剤の使用をさける ヲ換気扇の油を石けんと新聞紙でふきとってから洗う

〈夏・冬編〉

ヲクーラーは設定温度を 28度にする ヲ換気をして室内の空気を快適にする ヲカーテンや断熱シートなどで冷暖房効果を高める ヲ暖房は20度を超えないように設定(設定温度を21℃から20℃にするとCO 2 を 25.7L、年間約1,550円の節約) ヲ一部屋で家族団らんし暖房・照明を節約(2割減らしてCO 2 を 240L減、年間約11,000円の節約)

、「もったいない」の精神で「地域循環型社会」 [8] をめざそう

ヲ消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、資源再利用(リサイクル)の3 Rの優先順位 ヲ使えるものは修理しながら大切につかう(リペア) ヲ使い捨てを無くす、節約、倹約 ヲ衣食住の自給率を高める ヲ貧しい国から資源を収奪する多国籍企業に抗議する ヲ無農薬栽培を実践する生産者への支援 ヲ森、山、川、海などの自然を保護する ヲ遺伝子組み替えの農作物などの生命操作に反対する ヲ自給自足の経済をめざして、日本産を少し高くても買い、食料主権をめざす ヲ今ある農家の廃業を防ぐために、少し高くても農家から直接農産物を買う ヲ農業にかかわってみる ヲ市民農園を借りて、野菜を育てる [9]  ヲ軍事侵略の大きな動機となる石油、原子力エネルギーに依存しない ヲ殺虫剤を使わない害虫防除法を取り入れる ヲ家族で省エネやフロンガスのことを話す

 

非暴力による平和の連帯をつくりだそう。

、歌、絵画などの創作や演劇などを通して平和をアピールする

、政治的な無関心から脱却しよう!無関心を興味に変えよう!

ヲ世論をつくる ヲ政治に声をあげる ヲ自分の意見を言う ヲ選挙にいこう (最近の選挙の投票率は 60パーセント。その中の4割に支持されれば選挙に勝てる、つまり24パーセントの人のために、不要な高速道路が造られ、イラクに自衛隊が派遣される現実を考えよう) [10]

、お金の使い方を考え、意思表示をしよう

ヲ無責任な援助の垂れ流しを助長しない ヲ税金の使途をしっかりと調査し、不正な使途には税金不払い運動をする ヲ買い物で意思表示をする  例:不買運動(軍事産業、環境破壊企業、戦争当事者を経由して原料を購入している企業の商品を買わない)  ヲ少し高くても居住する地域の小さなお店で買い物をする ヲフェアートレード [11] 商品を買う ヲマイクロクレジット [12] 、未来バンク [13] に協力する 

、働き方を見直そう

ヲ失業者を減らすためワークシェアリング [14] を実践しよう ヲ働く者の権利が守られる職場づくりをしよう ヲ NGO(非政府組織)、NPO(特定非営利活動法人)、ワーカーズコレクティブ [15] で働く

、人間も自然も大切にされる社会に変えていこう

ヲ平和は武力によるのではなく国際人道法と市民の手で ヲ NGOの活動を通して多くの人の思いと行動がもっと緊密に繋がり、少しずつ戦争をしなくてすむような世界をめざす ヲ一部の人々のための利潤、狭い意味での「国益」を越え、人類共通の目標に向かって協力しあうネットワークづくり ヲ「備えあれば、憂いなし」といわれるが、「力」で抑えつけるのではなく「非武装」「非暴力」という手段を貫き、あくまでも対話と信頼を通して平和を築く努力を「備え」とする ヲ世界で唯一の被爆国として、核戦争を拒否し、あらゆる核兵器の廃絶を世界に訴えていく ヲ円借款 [16] とよばれる貸し付け、ODA [17] をやめるよう政府に働きかける ヲ貧しい国が自立できるような援助のあり方をめざす ヲ国際債務を削減するように働きかける ヲ「独裁政権が作りだした債務の支払いを次ぎの政権は拒否できる」という国際法上の定理を広める ヲテロも戦争も裁判にかける。国際刑事裁判所(ICC) [18]  の活用 ヲそれぞれの国が自立し、対等な立場で交流し、公正な貿易をおこなう ヲ日本の軍事費を減らすための運動をする ヲ「良心的軍事費拒否の会」 [19] に参加する ヲ選挙の時に、候補者に「軍事費削減」の意志を尋ね、それによって投票する ヲ東アジアに「非核地帯」 [20] を作る ヲ平和を創る経済システムの研究をすすめる ヲ平和開発教育を実践する ヲ国連のミレニアム開発目標(MDGs) [21] を注目しょう

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注記

[1] 政府開発援助(Official Development Assistance )のこと。

[2] 環境にやさしいエネルギー資源(草・海草、生ゴミ、紙、動物の死骸、糞尿、プランクトン)

[3] 速いことが最良という考えによってせかせかした生活を送るのではなく、たとえ効率的ではなくても、自分が満足できるよう、 心に余裕を持って ゆっくりマイペースでする過ごし方。

 

[4] 地元で生産されたものを地元で消費すること。

[5] 界面活性剤とは、簡単にいえば水と油を混ぜるもの。各種の洗浄剤は、界面活性剤のこのような性質を利用して、油を含む汚れでも水で洗い流せるようにしている が、人体 および環境に有害である。

[6] 企業や自治体など、組織単位における環境部門の費用対効果を把握するための仕組み。

[7] 廃棄物ゼロの実現に向けて国際連合大学が提唱している構想。

[8] 地域に開かれた関係づくりを基本に置き、生産と消費との連携を通じて、自然循環機能を維持し、人と環境にやさしいくらしづくりを促進していくこと。

[9] 参照:市民農園の基礎知識 http://www.pref.hiroshima.jp/nourin/hozen/nouen/nouen2-1.html

[10] 参照: http://www.go2senkyo.jp/

[11] フェアトレードは、ただ資金 的援助をするのではなく、適正な価格で商品取引を継続することで、南の国々の持続的な生活向上を支えることを目指して いる 。私たち消費者にとっては、買い物を通してできる身近な国際協力のかたち。

[12] “小額無担保融資”。最も持続的で効果的な貧困削減の手段とされ、いま世界中から注目が集まっている。

[13] 環境と市民事業に低利で融資する、市民の互助のひとつの仕組み。

[14]   ワークシェアリングとは、雇用機会、労働時間、賃金という3つの要素の組み合わせを変化させることを通じて、一定の雇用量を、より多くの労働者の間で分かち合うことを意味する。

[15] 「雇う、雇われる」という関係ではなく、ひとりひとりが経営を担い、自分の働き方に責任を持ちながら自主管理する、いわば“働く人の共同組合”。

[16] 発展途上国への経済協力の一環として、政府間の合意に基づいて、日本政府の行う円建ての低利融資制度。

[17] 政府開発援助(Official Development Assistance)のこと。

[18]   国際刑事裁判所とは、ジェノサイド(特定の民族や集団に危害を加える集団殺害)や、紛争の起きている地域で拷問や虐殺を行った人など、戦争犯罪を犯した個人の責任を裁く常設の国際法廷。

[19] 良心的軍事費拒否の会 http://www.jca.apc.org/keystone/K-ML200003/2448.html

[20] ある一定の地域内で、関係国が核兵器の実験、製造、取得などを禁止し、域外の核保有国も核兵器の使用や威嚇をしないことを約束した地域のこと。

[21] 2000年9月、ニューヨークの国連ミレニアムサミットで、加盟国189カ国がミレニアム宣言を採択。『ミレニアム開発目標報告2005』によれば、東アジア、東南アジア、南アジアの諸国での極貧人口の減少、ラテンアメリカ・カリブ海地域での改善がみられる一方、サハラ砂漠以南アフリカをはじめとする他の地域では、極貧人口が1990年の2億2,700万人から、2001年には3億1.300万人へと増大している。2005年9月14日〜16日、ニューヨークで2005年世界サミットを開催し、ミレニアム宣言とMDGsに関し、過去5年間の進捗状況を審査する。