"尾腺(びせん)"

もめん腰

鳥の腰には、脂(あぶら)を分泌する部分があります。

この部分は"尾腺(びせん)"、もしくは"脂腺(しせん)"、
"尾脂腺(びしせん)"ともいいます。

鳥は、羽根のお手入れの時 ここから脂をとって塗りつけます。
そうする事によって、羽の柔軟性と耐水性を保ちます。

鳩は脂腺があまり発達していませんが、
皮膚から直接、細かい"脂粉(粉綿羽)"が分泌されます。
→鳩を触ったとき手につく粉状のものが脂紛です。

尾腺の位置を確認。

腰の羽毛を立てた状態で見える、肉色の部分です。

脂をとる時は、必ずこのように、
尾腺が見える状態にしてからとります。

鳩は脂腺があまり発達していないのでやりませんが、
他の鳥の場合、尾腺に直接首をこすりつける動作もします。
羽づくろい中