卵を抱くこと
鳩の卵は、1回につき2つ。
(→この写真で、卵の大きさがほぼ実物大です。)
1回あたりの産卵のことを、"
一腹(ひとはら)
"と呼びます。
※メス1羽で産む場合など、1卵だけの時もあります。
また、稀に1腹3卵産む場合もありますが、
4つ産んでいる場合は、メス同士での産卵です。
これは、卵を動かしている様子、"
転卵(てんらん)
"です。
日に何度か卵の角度を変え、
むらなく温まるようにしているのです。
親鳩が卵を抱き始めるのは、1卵目からの場合と
2卵目が揃ってからの場合、両方あります。
1卵目を産んですぐ抱き始めた場合で
ヒナの孵る日を揃えたいときは、
1卵目を産んだらすぐに偽卵とすり替え、
2卵目を産んでから1卵目を巣に戻します。
卵を抱くのはメス・オス交代です。
おもに、夕方から朝抱くのは、メス。
昼間抱くのは、オス。
ヒナが孵る日が近くなってくると、
一緒に抱いている時もあります。
威嚇する親鳩。
鳩の性格にもよりますが、多くの親は、巣で卵やヒナを抱いている時に
覗いたり近づいたりすると、体を大きく見せて威嚇してきます。
手を出すと、突付いたり、翼で叩いたりします。