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〜たまごの検査(検卵)・2〜

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こちらは抱卵12日目の卵です。

血管も確認でき、胚の影が大きくなりました。
空間部分「気室」もできています。

胚の成長とともに、気室もだんだん広くなります。
気室は、卵のはじの丸みの強い方に出来ます。

※胚の成長の進んでいる卵は、
  あまり長く冷やされると死んでしまうので、
  すばやく検査し、巣に戻しましょう。

12日目、色々な角度から。
胚の周りに余裕があるのが分かります。
抱卵16日目です。

あさって(18日目)が孵化予定、中身は胚と気室の影だけ。
血管の影は既に見当たりません。

中からヒナが突付いて、殻にひびが入っています。
(写真では、卵の上のあたりに見えます)
→「嘴で殻を打っている」"嘴(はし)うち"の状態と言います。

孵化前日頃に、卵を軽くノックすると
中のヒナが動くことがあり、その振動が伝わってきます。
16日目、色々な角度から。
胚の影だけの部分、気室の影の見える部分・・・

※検卵して受精卵と確認できても、それ以降発生が止まってしまったり(中止卵、死籠り)、
  孵化寸前で死んでしまう卵(嘴うち卵)もあります。

 途中で死んでしまう原因には、病気や栄養不足のほか、近親交配、胚の位置の異常、
 また乾燥や不安定な環境(極度の高・低温、振動や卵の配置の移動)といった理由もあげられます。

⇒乾燥対策として、卵の嘴うちがはじまる頃に霧吹きを使ったり、
  親に水浴びをさせるのも良い方法と言えます。