ハトミルク

鳩はヒナを育てる際、ミルクを与える鳥類です。 "ハトミルク"は"ピジョンミルク"とも言います。

餌を食べてひと休み

ミルクは、鳩の胸の 餌をためる器官"そのう(そ嚢)"で作られます。
このミルクは、メスもオスも分泌します。

左の鳩(もめん)の写真で言うと、
首の白ぶちの下あたりがそのうです。

抱卵して1週間頃から、そのうの壁内でミルクの準備が始まり
抱卵14日目頃より溜まってきます。
そして、ヒナの孵化の刺激で、そのう内にミルクが剥れ落ちます。

ハトミルク(そ嚢乳)の成分
(資料によりバラつきあり)
脂肪:約9%、たんぱく質:約12%、
電解質:約2%、水分:約77%

こぼれてヒナに付いたミルク。
親から分泌されるミルクは、黄〜白色のチーズ屑〜お粥状です。

写真のヒナは孵化当日。

孵化4日頃から、ミルクには普通の餌が混ざり始め、
7日頃、普通の餌の割合が増えます。
そして、10日前後でミルクは止まってしまいます。
左側のヒナが先生まれ