当店が考える健康の基本

「健康」であること それは大きな財産です。
健康の基本は、@血液・血流・血管の問題、A腸内環境の問題、B免疫力の問題C自律神経の問題に収斂されます。

◆健康は血液から!◆ 〜血液イキイキ流れていますか?〜

血液の役割は、まず酸素や栄養分を体の隅々に運ぶこと、ホルモンや老廃物の運搬、生体防御や体温調節など生体の恒常性維持にも関与しています。私たちの体は細胞の一つひとつまで、この血液によって生かされているのです。
その血液がいま危険にさらされています。化学物質、食べ物、空気の汚染、また過食やストレス、生活習慣の乱れなどによって血液が汚れ、血管が老化し、血液の質の悪化を招いています。当店では血液の質と流れを改善することから、皆様の健康づくりのお役に立ちたいと願っています。

血液の成分と働き
血液の約55%は血漿、残りの45%は赤血球、白血球、血小板からなる血液細胞です。血液細胞の約99%は赤血球で、ヘモグロビンの中のヘム色素が酸素と結合して全身に運びます。赤血球はその「変形能」が高いため、自分より直径の小さい毛細血管も通ることができるのです。
白血球は赤血球の500分の1から1000分の1しかなく、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球などからなっています。細菌などの異物の侵入を察知して相手を攻撃したり、食べたりします(貪食能)。赤血球よりも大きく、ストレスや過労、喫煙などによって、白血球が血管壁に粘着しやすくなり、毛細血管を通過できなくなります。この性質を「粘着能」といいます。
血小板は血管の破損した部分に集まって血液を固めて傷口をふさぐ働きをしています。そのため刺激を関知して凝集する働きがあり、一度凝集すると連鎖的に「凝集能」が高まり、ほかの血小板をくっつけます。

血液の循環と生命維持
血液の流れが止まると生命を失います。血液の流れの良し悪しが健康状態に影響することを私たちは経験的に知っています。血液の巡りのことを「血液循環」といい、特に重要なのが毛細血管での循環です(微小循環)。
体の末梢組織は毛細血管でのガス交換・物質交換によって組織の代謝・活性を保っているのです。私たちの体が健康な状態とは、この物質交換がうまく行われ、組織の末端まで活発に機能している状態をいいます。血液があるだけでは体の細胞の活動は維持できません。血液が循環してはじめて生命が維持されるのです。特に、末梢組織にくまなく血液を循環させるために欠かせないのが「血液の流動性」です。

血液のサラサラ・ドロドロとは?
テレビの健康番組などでおなじみの毛細血管モデル装置で見ると、流れやすい血液と流れにくい血液があることがわかります。血液の「サラサラ度」「ドロドロ度」は、赤血球、白血球、血小板と血漿の質によって決まってきます。血液のサラサラ・ドロドロの違いは、毛細血管ではじめて見られる現象なのです。毛細血管が詰まるのを防げなければ、いずれ太い血管でも血液が流れにくくなるのです。

・ドロドロ血液の状態は、
@赤血球の変形能が低くなる
A白血球の粘着能が高くなる
B血小板の凝集能が高まる
こうした三つの変化が別々に、または同時に起きたりしますが、それが長期間にわたると動脈硬化が生じたり、血液の循環が悪くなり血栓症が起きやすくなると考えられます。

・ドロドロ血液の原因は、
@栄養の偏りと食べすぎ
Aストレスの蓄積
B運動不足
C冷え(低体温)
D喫煙、アルコール摂取などの習慣、残留農薬、化学薬品などの人工的物質の影響
などが考えられます。

ドロドロ血液になりやすいのは、高脂血症、高血圧症、糖尿病、痛風、内分泌異常、肝臓・胆嚢・膵臓疾患、腎疾患、肥満、薬の影響(ステロイドホルモン、降圧剤、ピルなど)、遺伝、運動不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスが多い、疲労している方などです。

血流が悪化すると、血中コレステロール、中性脂肪、血糖などの上昇、高血圧そして血管の老化、動脈硬化が進み腎臓なども侵されてきます。さらに、あちこちの血管中に血栓ができると、それが毛細血管を塞ぎます。その場所が脳であれば脳梗塞など命にかかわる重大な病気を引き起こします。

健康な血液とは
健康な血液とは、成分値が正常域にあるというだけでなく、血液の流れがスムーズであること、すなわち赤血球の変形能、白血球の粘着性、血小板の凝集性が正常であること、それらの変動が少なく流れが安定していることです。

あなたの血液、活き活き流れていますか?

参考文献:血液サラサラで病気を防ぎ治す(菊池祐二・栗原毅著:講談社)他