サイドショウ/アリス・クーパー
今日は全然面白くないんじゃ
これじゃ昨日とほとんど同じなんじゃ、そうなんじゃ
ただの違う灰色の影じゃ
わしは頭蓋骨のすぐ外から退屈じゃ
わしはテンション上げるべきじゃが、ドンヨリするばかり
わしは規格化された人間じゃ
わしのテレビの画面はグルグルと回転するんじゃ
そんでグルグルと
わしには見世物小屋が必要じゃ
クリープショウみたいな感じの
街の外れでサーカスが興行しとるって話じゃ
でも支配人は「キミ、もうちょっと待ってな」って言ったんじゃ
わしは金を出して変人を見に来たんじゃ
指をなめてトリを喰うみたいな奇人
なあ、それってイイ感じだと思うんじゃが
わしは中に入りたいんじゃ
絶叫マシンに乗りたいんじゃ、そうなんじゃ
ジキルがハイドに変わるのを見るんじゃ
わしの頭がグルグルと回転しとるのが解るんじゃ
そんでグルグルとグルグルと
わしには見世物小屋が必要じゃ
クリープショウみたいな感じの、そうなんじゃ
わしにはどこか行く場所が必要なんじゃ、そうなんじゃ
わしはサーカスのピエロになろうとしたんじゃがな
でも、わしのサルでさえ付き合ってはくれなかったんじゃ
そんで、せむしの小男と
ヤツのひねくれた友達が
終わりのないゾクゾクな世界をわしに示してくれたんじゃ
わしには見世物小屋が必要じゃ
奇人変人ショウみたいな感じの、そうなんじゃ
ネオンがギラギラの場所で
サイケ調のビデオみたいな
もしくは24時間パーティーみたいな、みたいな、みたいな
「何とか高校白書」とかじゃなくてな
わしには見世物小屋が必要なんじゃ
わし専用の見世物小屋が